いわゆる黄色赤白のコンポジットケーブルで映像出力可能なのはラズパイの目玉機能で、ラズパイを触っているとHDMIじゃなく、ブラウン管のテレビや車載用の小型の液晶とか防犯カメラのモニターなどアナログのビデオケーブルで接続したい場合って実は多い。
しかしRaspberry Pi B+より大幅な端子関係の変更があり3.5mm 4極のビデオケーブルが必要になり普通の家庭にある一般的なビデオケーブルが使えなくなりました。
この4極のケーブルと言うのが曲者で規格化されていないので、各商品に互換性がありません、4極のケーブルは通販で500円ほどで売っていますがピン配列を見ると互換性はなく、同じ配列のものは探した範囲じゃ見つけられませんでした。
各種プレイヤーのピン配置、画像は下記サイトより引用
http://www.raspberrypi-spy.co.uk/2014/07/raspberry-pi-model-b-3-5mm-audiovideo-jack/
自作するか!
ラズパイを買う人は電子工作とかハンダとか使う人が多いので市販のケーブルを買ってきて自作した人もネットで見ましたが、線を切ると強度も弱くなるし仕上がりも汚いし出来ることなら手間は省きたい。
100均に行ったらいいのがあった。
100均へMicroSDのカードリーダー探しに行ったら4極のビデオケーブルが売ってるじゃありませんか。(筆者はダイコクドラッグの100円コーナーで発見) セリアにはビデオ線も無かった。
裏を見るとピン配列は互換性無し。
/boot/config.txt の設定は忘れずに
config.txt に下記の設定を確認(日本向けの規格NTSCにする目的。)
sdtv_mode=1
もし頭に#がついていたらコメント化されて作動しないので#を消しましょう。
ラズパイの正しい配列は先端から LRGV(シロ|アカ|GND|キ)なので黄色と赤色を入れ替えれば理論上はいけるはず。
HDMIを抜いてビデオケーブルをラズパイに挿して起動。
映像キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
32インチの写真、解像度が低いので文字や曲線が少し粗くなっていますが1m以上離れると気にならないレベルです、OSMCで使う分には20インチ以下のモニターならほとんど気にならないと思います。
このビデオケーブルは廃盤になりそうなのでストックしとこう。
筆者は別の4極ケーブルも持ってるんですが、GNDの位置が違うのでピンを差し替えても移りませんでした、まさか100均で使えるケーブルが見つかるとは思いませんでした。
今時コンポジットな上に4極なんて需要が少ないのでいつ販売終了になるかわかりませんのでラズパイ使いの方は無くなる前にゲットしましょう。